オゾン発生器のメンテナンスと製品寿命
業務用オゾン発生器を選ぶとき、オゾン発生量や風量、オゾン水生成機能の有無など、ポイントはいくつかありますが、今回は「メンテナンス」と「製品寿命」について書きたいと思います。
ここで書くことは「定期的なメンテナンスをすることは製品寿命を伸ばす」という当たり前のことだけではなく、その重要性や、「メンテナンスフリー」の実態などについても詳しく説明します。
また、メンテナンスと製品寿命には深いかかわりがあり、メンテナンスが必要な理由を知ることで、製品寿命との関係性も理解できます。
現在、オゾン発生器の導入を検討している人だけではなく、すでにオゾン発生器を利用している人も、本記事を参考にメンテナンスを実施するきっかけにしていただければ嬉しく思います。

この記事を読んで分かることオゾン発生器のメンテナンスや製品寿命という一般的な知識だけではなく、メンテナンスコストを知ることで、購入を検討している機種の販売価格の妥当性などを判断できるようになる。

オゾン発生器におけるメンテナンスとは

オゾン発生器におけるメンテナンスとは
業務用・家庭用問わず、ほとんどのオゾン発生器はメンテナンスが必要ですが、家庭用と業務用ではそのメンテナンスに対する考え方が少し異なります。
 

家庭用のオゾン発生器

オゾン発生体に付着した汚れの除去
オゾン発生体に付着した汚れの除去
ほとんどの家庭用オゾン発生器は、「オゾン発生体に付着した汚れの除去」というメンテナンスが必要です。
除去方法は、主に綿棒などを少しだけ水で湿らせて、オゾン発生体に付着した汚れを除去します。
とはいえ、家庭用製品の多くはそもそも製品寿命が長くない(2〜3年など)ことからも、ノーメンテナンスで使い捨て同然に使用されているのが現状です。
オゾン発生体に付着した汚れを定期的に拭き取るだけで製品寿命は1.5〜2倍程度にはなりますので、家庭用製品をお使いの場合、是非このメンテナンスを実施していただければと思います。
 

業務用のオゾン発生器

一般的な業務用オゾン発生器のメンテナンスは、「電極板に付着した汚れの除去」「放電管の交換」この2つになります。

1.電極板に付着した汚れの除去
通常、オゾン発生器本体の背面や底部分をパカッと開けると、電極板があります。オゾン発生器を使用していると、この電極板に汚れが付着してオゾンの生成効率が低下します。
そのため、金属研磨用のスポンジなどを使ってキレイにします。

電極板をきれいにするメンテナンス
定期的に電極板に付着した汚れを除去する
「購入した当初よりオゾンのパワーが弱くなったような気がする…」という場合、もしかしたら、電極板に汚れがたくさん付着しているのかもしれません。電極板の汚れをしっかり除去すれば、オゾンの生成効率はほぼ購入当初の状態になるはずです。まだお試しでない方は是非確認してみて下さい。
※メンテナンス方法は機種によって異なるため、メンテナンス方法は事前に購入したメーカーに問い合わせ、その内容をよく確認してから行って下さい。

2.放電管の交換
オゾン発生器とはーオゾン発生器の原理と仕組み」でも説明したとおり、オゾン発生器には「放電管」が使用され、そこで放電現象を起こすことによってオゾンを生成しています。
放電管はオゾンを生成すればするほど、摩耗・劣化が進み、オゾンの生成効率は徐々に低下します。
そのため、(使用頻度にもよりますが)数年に1回程度、放電管の交換が生じるケースがほとんどです。この放電管の交換は自身で行うのではなく、メーカーに送って交換してもらう場合がほとんどです。(もちろん有償です)
電極板の汚れを除去するより面倒なのが、この放電管の交換ですが、メンテナンスフリー製品についても有益な情報を後述しますので、是非このまま読み進めていただければと思います。
 

オゾン発生器にメンテナンスが必要な理由

オゾン発生器にメンテナンスが必要な理由

オゾン発生体や電極板に付着した汚れを放置したり、放電管の摩耗・劣化が進むと、オゾンの生成効率はグッと低くなります。

オゾンの生成効率が低下するというのは簡単にいうとオゾン発生量1,000mg/hrの製品も、半分あるいは1/4程度のオゾンしか生成できなくなるという意味です。
しっかりとした理由(裏付け)がある「メンテナンスフリー製品」でもない限り、基本的にはオゾン発生器に定期的なメンテナンスはつきものなのです。
※メンテナンスフリー製品はそうでない製品と比較して高額になるのが一般的です。
 

製品寿命はどうやって決まる?

製品寿命はどうやって決まる?
使用頻度にもよるため一概には言えませんが、家庭用製品は1〜3年、業務用製品は3〜6年程度がオゾン発生器の製品寿命だとお考え下さい。
ただし、業務用オゾン発生器の場合、放電管を新品に交換(15,000〜50,000円程度)することでほぼ新品時の性能に戻り、継続使用が可能です。
家庭用オゾン発生器は販売価格が比較的安価なことから、「メーカーに送ってオゾン発生体を交換する時間や費用を考慮すれば、新しいものに買い替えたほうが早い」というケースがほとんどです。

オゾン発生器の製品寿命は一般的に「オゾン生成効率の低下レベル」が指標にされています。

たとえば、「オゾン生成効率が新品時の◯◯%以下になった時点を製品寿命とする」などです。
※製品寿命の考え方や指標はメーカーによって異なります。

そして、オゾン生成効率の大部分を占めているのが「放電管」になります。オゾン発生器にとって放電管という部品はそれほど重要な要素なのです。アフターフォローがしっかりしていないメーカーやショップは、そもそも製品寿命の設定自体がない場合もあり、「製品寿命はどの程度ですか?」と問い合わせをしても「使用頻度によるので何とも言えません」などと曖昧な回答しかもらえないケースがあります。一般常識的に考えて、そのようなメーカーやショップでは購入しない方がいいでしょう。
 

その「メンテナンスフリー」は本当に大丈夫?

その「メンテナンスフリー」は本当に大丈夫?
「メンテナンスフリー」という言葉を聞いてあなたは何を思いますか?

多くの人が「おっ、メンテナンスが不要なのか!それはとても便利だ!」と思うのではないでしょうか。

それは誤解です。

「メンテナンスフリー」という事実だけで、その価値を決めることはできません。
何故なら、製品寿命が極端に短い使い捨て同然の製品かもしれないからです。

あるいは、製品寿命が長いにもかかわらず、「メンテナンスフリー」と公表しておきながら、その理由(設計の工夫など)が一切明かされていないこともあります。あなたが今購入を検討しているその製品、メンテナンスフリーとされているかもしれませんが、その理由をしっかり確認して下さい。ネット上でその内容を確認できない場合、是非、メーカーに直接問い合わせてみましょう。その回答が納得できる内容でない場合、それは「根拠なきメンテナンスフリー」かもしれません。(驚くほどそういう商品は多いのでくれぐれもご注意下さい)

本当のメンテナンスフリーがどういうものかと1つ具体例をご紹介したいと思います。

宿泊施設や自動車関連業に人気が高いオゾンクラスター1400という業務用オゾン発生があります。
この機種は「1日6時間、週5日間、年に50週稼働させて6年間はメンテナンスフリー」ですが、その信憑性を裏付けるものはダブル放電管仕様と熱を一気に逃がす大型アルミダイキャストが採用されている点です。

ダブル放電管仕様について
通常、業務用オゾン発生器の放電管は1本です。しかし、オゾンクラスター1400は放電管を1本→2本にすることで放電管にかかる負担を軽減しました。
たとえば、重い荷物も1人で運ぶより、2人で一緒に運ぶ方が圧倒的にラクですし、消耗も少なく長時間働くことができるのはイメージできると思います。それと同じことです。
この機種は、ハンディタイプの業務用オゾン発生器では異例の「ダブル放電管仕様」を採用し、放電管の摩耗や劣化の進行を遅らせ、長期間使用してもオゾンの生成効率は維持される設計になっています。

大型アルミダイキャストについて
パーツコストが高いこともあり、業務用オゾン発生器に大型アルミダイキャストが採用されるケースは多くありません。
そのため、当サイトでもこの大型アルミダイキャストについては特に言及していなかったので、ここで触れておきたいと思います。
一般的に、業務用オゾン発生器の放電管は長時間放電(オゾン生成)させていると熱を持ち、徐々にオゾンの生成量が落ちたり、放電管自体が摩耗・劣化します。オゾンクラスター1400は、熱を一気に逃がすための大型アルミ製ダイキャストを放電管に装着されているため、このアルミダイキャストが熱を効率的に逃し、放電管への負担が大幅に軽減されています。

このように、本当のメンテナンスフリー製品にはしっかりとした理由・裏付けがあります。

もし、どこかで「メンテナンスフリー」という言葉を見かけたら、それが単なる「製品寿命が極端に短い製品」なのか「しっかりした理由・裏付け」があったうえでのことなのか、是非よく見きわめていただければと思います。

メンテナンスフリーの
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