オゾン発生器の選び方
たとえば、空気清浄機を選ぶときは、次のような項目をチェックします。

  • 集じん方式(ファン式or電気式)
  • 適用床面積(適用範囲)
  • センサーの有無(ニオイ・ホコリ・温度・湿度・照度センサー等)
  • 風量
  • モード内容
  • 加湿機能の有無(タンク容量含む)
  • オゾン脱臭機能の有無
  • タイマーの有無
  • 電気代目安(消費電力)
  • 騒音値
  • サイズ(外観寸法)
  • デザイン性
  • 重量

ざっと考えただけで13個の項目があります。

この13項目をすべて厳密に精査する必要はありませんが、逆に1項目も気にせず空気清浄機を選べば失敗する可能性が高いでしょう。
特に空気清浄機を選ぶ際、集じん方式・適用範囲・風量・センサー・タイマーなどは利用する環境や状況に合わせてよく吟味する必要がある重要な項目です。

では、オゾン発生器の場合は何を基準に選べばいいのでしょうか。

メジャーな空気清浄機に対してマイナーな存在でもあるオゾン発生器の正確な情報は決して多くありません。しかし、それでも必ず確認してほしい項目がいくつかあります。

現在、オゾン発生器の導入を検討し、製品の選定をしている方は是非この記事に書かれていることを参考にして下さい。

この記事を読んで分かること

オゾン発生器を選ぶ際に確認すべきポイントとその理由。購入前に読むことで、失敗しないためのポイントが理解できる。

オゾン発生器を選ぶとき重要な6つの確認ポイント

オゾン発生器を選ぶとき重要な6つの確認ポイント

これから紹介する確認ポイントを無視してオゾン発生器を購入すれば、まったく効果を期待できなかったり、あるいは意図せずオゾン濃度が高くなってしまい、健康被害を受ける可能性もあり得ますので、購入前に必ず確認して下さい。

 

①業務用or家庭用〜用途を必ず確認しよう

業務用とは、法人(企業や学校、官公庁)など、一般家庭以外の用途を前提として開発された製品のことです。これに対し、一般家庭用向けの製品は、「家庭用」や「民生用」と呼ばれています。

オゾン発生器の業務用と家庭用では何が違うのかというと、いろいろ違う点はありますが、もっとも知るべき重要な違いは「オゾン発生量」です。

一般的に、家庭用オゾン発生器のオゾン発生量は0.5〜20mg/hr程度と言われているのに対し、業務用オゾン発生器のオゾン発生量は200〜8,000mg/hr程度あり、その違いは10倍〜400倍と、比較にならないほどのオゾン発生量です。

オゾン発生量は室内空間のオゾン濃度に大きく影響します。オゾン発生量が多量であればあるほど、空間内のオゾン濃度を高めることが可能です。オゾン濃度が高ければ高いほど消臭除菌効果も高くなりますが、オゾン濃度が高い空間に人や動物が長時間いれば健康被害を受ける可能性があります。
※詳しくは「オゾンの安全性と危険性」をご覧下さい。

そのため、オゾン発生器は、業務用と家庭用の機器で使用する環境が大きく異なります。

それは、空間のオゾン濃度を高くできる業務用製品は「無人環境」で使用し、人や動物がその場にいても健康被害を絶対に受けない程度のオゾン濃度にしかならない家庭用製品は「有人環境」で使用します。
※人だけではなく動物も含む。

人や動物がいない環境で使うのか、それとも人や動物がいる状態で使うのか。業務用・家庭用の製品で、使用する環境が全く異なるということを覚えておいて下さい。

素朴な疑問として、「オゾン発生量が家庭用と業務用の中間である21〜199mg/hr程度の製品はどうなのか」と考える方がいるかもしれませんので念のため書いておきます。

そのような場合、ほとんどが「業務用・家庭用兼用」として扱われています。ただ、メーカーやショップによってはオゾン発生量が50mg/hrでも家庭用として表記したり、100mg/hrでも業務用として販売されていることもあります。連続運転なのか間欠運転(オゾン放出と停止を繰り返す)などの運転仕様によってオゾン濃度が必要以上に高くならないようにされている製品も少なくありません。
迷ったり、必要な情報がネットで確認できないときは、購入前にメーカーや店舗に直接問い合わせ、「業務用か家庭用か」ではなく、「この製品は有人環境で使用するものか、それとも無人環境で使用するものか」という点について確認されることをおすすめします。
 

②風量〜50m2超の広い空間では重要な要素

一般的に家庭用のオゾン発生器は「自然対流」であり、そもそも風量という概念がないため、風量は気にする必要はありません。また50m2未満の空間でも、風量はごくわずかで作業に支障をきたすケースはまずありません。

しかし、50m2超の空間の作業では風量は超重要な要素になります。

風量というのは、その字からも分かる通り「風の量」を指します。扇風機でも大きなものや小さなもの、あるいは風の強さも「弱・中・強」で風量を調整できます。その風の量・風の強さを示すのが「風量」です。
風量は機器内部にあるファンの羽の大きさ・枚数・回転速度など決まります。

業務用オゾン発生器は内部の放電管で放電現象を起こし、オゾンを生成します。そのオゾンが機器のオゾン放出口から放出される際に2つの方法で空間に拡散されます。それは「ファン式」「ポンプ式」です。なんとなくイメージできるかと思いますが、ポンプ式よりファン式の方が圧倒的に風量が多量(強い)になります。

50m2超の広い空間では、機器から放出されたオゾンをできる限り均一に室内に拡散・充満させる必要があります。そのためには「ファン式」を採用しているのはもちろん、その風量の値にも着目して下さい。下記は業務用オゾン発生器を利用し、50m2超の広い空間で効率的に消臭除菌作業を行うために最低限必要だとされる風量です。

空間の広さ 風量
1〜50m2
51〜80m2 1,000L/min以上
81〜100m2 2,000L/min以上
101〜150m2 3,000L/min以上

これ以下では作業負荷という意味ではありませんが、最低限この程度の風量がなければ効率的に作業を行うことはできません。
50m2超の広い空間で使用する業務用オゾン発生器は、この風量をよく確認しましょう。
 

③適用範囲

一般的に、業務用オゾン発生器における適用範囲は、50m2未満であればオゾン発生量。50m2超であればオゾン発生量と風量で決定されています。
誠実なメーカーだけであれば特に難しく考える必要はありませんが、中にはそうでないメーカーも存在します。ついては、下記に妥当な適用範囲の目安となる表を示します。

空間の広さ オゾン発生量 風量
1〜50m2 200mg/hr以上
51〜80m2 500mg/hr以上 1,000L/min以上
81〜100m2 800mg/hr以上 2,000L/min以上
101〜150m2 1,000mg/hr以上 3,000L/min以上

上記の表にあるオゾン発生量と風量はその適用範囲を考慮した場合、効率的に消臭除菌作業を行うため最低限必要になる数値です。

この表を目安にして、そのメーカーが公表する適用範囲が「無理がある数値」なのか「控えめで誠実な数値」なのかをご判断いただければと思います。

 

④オゾン水生成機能の有無

オゾン水とは、オゾンが溶存した(溶け込んだ)水のことを指し、わずか1ppmでも非常に高い除菌力があります。
野菜や果物に付着した残留農薬の除去や鮮度保持、うがいや手洗い、赤ちゃんやペット用具の除菌など、何かと便利なオゾン水ですが、すべての業務用オゾン発生器にオゾン水生成機能が搭載されているわけではありません。
気体のオゾンを空間に放出して消臭除菌作業を行うだけではなく、オゾン水も利用したいと考えている方は、その機種がオゾン水の生成が可能なのかどうかという点について事前によく確認しましょう。
※オゾン水生成が不要という方はこの項目は無視していただいて構いません。

【令和元年版】おすすめの業務用オゾン発生器」で紹介するオゾンクラスター1400という機種はオゾン水生成機能が搭載されています。
 

⑤販売価格〜業務用オゾン発生器の相場は?

令和元年現在(品質や信頼性が担保されていることを前提に)業務用オゾン発生器の販売価格・相場は下記表を目安にして下さい。

適用範囲 価格目安
1〜50m2 5〜10万円
51〜80m2 15〜25万円
81〜100m2 25〜50万円
101〜150m2 30〜65万円

日本国内の大手オゾン専門メーカーを中心に、調査を行い上記の価格目安としました。
価格はあくまでも目安ですから多少の誤差はあると思いますが、これを令和元年現在の業務用オゾン発生器の相場であると考えていただいて問題ありません。
ただ、販売価格が上の表にあるよりも極端に安かったり高かったりした場合、それぞれ「安い理由」「高い理由」があるケースがほとんどです。

特に、極端に安い製品は「安全性が担保されていない」「公表のオゾン発生量がデタラメなので効果を期待できない」「異常な故障率の高さ」などが挙げられますのでご注意下さい。

業務用オゾン発生器は主に無人環境で使用します。故障してオゾンが生成されないだけというのはまだマシな方で、発火事故などを起こせば賠償問題や取り返しのつかない事態にもなりかねません。最低限、安全性が担保された製品の導入を強くおすすめします。(上記の価格目安から著しくかけ離れていなければまず問題ないと思います)
 

⑥保証の有無とその内容

電化製品を購入する際、保証内容を事前に確認する方は少なくないと思いますが、オゾン発生器を購入する際は特に保証内容の有無とその内容をよく確認して下さい。
大手メーカーであれば特段気にする必要はありませんが、そうでないメーカーやショップでオゾン発生器を購入して間もなく故障→保証請求→拒否→トラブルなどの事例があります。
よくあるパターンは「保証します」と謳っておきながら、保証対象の基準を明確にせず、いざ製品が故障し、保証を請求したら「保証対象外です」と言われ、修理費用を逆に請求されるパターンです。

大事なことは「保証」そのものではなく、その「保証内容」です。

たとえば、オゾン発生器業界で大手4大メーカーの内のオゾンマート社は自社が販売するシリーズ累計1万台突破のオースリークリアシリーズ最新モデル「オースリークリア3」には2つの保証が付いています。

そして、その2つの保証内容は、「1年間の無償修理保証」と「30日間の返金保証」です。

さらに詳しくその保証内容を見てみると、

1年間の無償修理保証
商品購入後1年以内に初期不良が発生したり、故障した場合、無償で修理致します。故意に壊したり、分解したり、誤って落として破損したり、説明書通りに使用せず壊れた場合は、1年未満の故障でも有償修理となります。

引用元:公式サイト

30日間の返金保証
商品購入後30日以内であれば、いつでも返品可能です。
思ったほど効果がなかった、デザインが気に入らなかった等の理由でも問題なく、返品できます。オゾン発生器の返品返金保証をはじめたのは、オゾンマートが初めてで、同様の保証をしているオゾン発生器製造メーカーは存在しません。

引用元:公式サイト

このように、オゾン発生器を購入する際は、保証の有無だけではなく、ここまでしっかり保証内容を確認しておけば安心です。

【令和元年版】
おすすめの業務用オゾン発生器